第25回交流会を開催
2023年11月4日(土)に中野区桃園区民活動センターで開催されました。ご本人2名と会員11名とその家族1名の合計14名の参加でした。
今回は会場の関係で日程が急に変更になったため参加出来なかった方が4名いました。
全体会
会長挨拶 先日行われたダイバーシティは会員6名とその友人1名合計7名参加しました。オレンジ・ランプの鑑賞と講演がありました。とてもよかったです。
司会の巻島さんが一人ずつ状況を聞いてまわりました。
全体レク
前半の全体レクは、都道府県ビンゴと山手線ビンゴをやりました。
普通の数字のビンゴと違って、回答用紙のマス目に自分で都道府県名や駅名を書き込みます。
静かに書き込む人、えーとと言いながら自分の生まれは○○県だから県名を大きな声で言ったり、西郷さんのいるところの駅はどうかな?とヒントを出してくれたり、みんなでワイワイしながら回答用紙を完成させました。
県名や駅名は袋の中からカードひいていきます。リーチができるたびに「広島県お願い」とか、「よし新宿引くぞ」などと、これまたワイワイにぎやか。
1位~3位の方には、小さな賞状を差し上げて表彰しました。
その後は本人組と家族組に分かれて行いました。
本人組
前半の全体レクに続き、後半の本人組レクは、いつものようなゲームは止めて、散歩に出ました。とても気持ち良い天候で、風も心地よくみんなで楽しく歩くことができました。
歩いたのは桃園川緑道、ところどころに昔話のタイルが埋まっていて、桃太郎だ。浦島太郎だ。かぐや姫だ。と言いながら歩きました。
途中で休憩をして、また同じ道を帰ってきましたが、行きは下を見て歩いていて気づきませんでしたが、いろいろな花が咲いていたりして、きれいだねと言いながら帰ってきました。
家族組
「家族交流の部」はイベント等が続いた為に2か月ぶりの報告会となりまた。
女性(姉)介護者Aさん 症状が進んできていて、その様を見るたびにショックをうけています。特にトイレ周りは、後始末が大変です。やはり進んできているからか、色々教えても理解ができない事が多くみられるとのことでした。
男性(夫)介護者Bさん 早朝のトイレに付き合う為に介護者が睡眠不足になっている。介護者が寝る時間を早めて対応している。食事は食べているが、体重の減が気になる。かかりつけ医で血液検査予定とのことでした。
男性(夫)介護者Cさん 施設の面会室以外で、散歩という直接触れ合う時間が持てたのは良かったとのこと。本人の様子は、ほぼこれまでの通りだが、理解度は下がってきているようです。
助言者の発言
助言者甲
■トイレの件について
トイレの問題は必ず認知症本人についてまわる問題と腹をくくる必要とのことでした。
掃除用具を直ぐ手に取れるように用意しておくといい。
■一人言について
独り言は、違う世界を見ている一種のせん妄。体調にもよるとのことでした。
■施設入所を考え始める3条件について
1.火の使用に不安はないか
2.徘徊(特に夜間)がないか
3.排泄に問題がないか(介護者の疲労の大原因)
助言者乙
■病気と診断され各症状が出始めた時の心得について
1.本人にどうしてあげたいか
2.自分(達)にどこまでできるか
3.自分達で「いい介護ができない」と思った時は施設の利用を考える
入所を可愛そうとためらう人がいるが、施設も専門集団なので任せるのも良い。
シュートステーから経験してみるといい。
■その他
目を開けないのは病気の疾患かもしれない。目のマッサージも有効
介護者を増やす工夫。(家族以外に介護援助利用)
自分たちの逃げ道を探しておく
助言者丙
■トイレの件について
トイレ問題は便秘で悩むよりはいいかもしれない。本人は、トイレの不始末を言い逃れるために「遊びに来ていた友人が粗相した」と言い訳するが、これは悪いことをしてしまったと言う判別能力がまだあるということ。
■本人の目線に合わす
説明してあげてもその説明に使っている単語の意味が分からないのだから、本人の不安感や落ち込みを増すだけになる。説明の仕方に工夫が必要。
助言者丁
■在宅介護時と施設入所後の気持ちの変化は?
気が楽になった反面気が抜けたところもある
■映画「オレンジランプ」を鑑賞して
先日のダイバーシティで映画「オレンジランプ」を二組の会員が見ましたが、参考になる部分が多くあったのではないかとのこと。