第40回交流会を開催
2025年2月8日(土)に中野区桃園区民活動センターで第40回交流会が開催されました。ご本人3名と会員16名の合計19名の参加でした。
全体会
会長挨拶 大寒波で寒いですがみなさん体調に気をつけてください。
2月と言えば「節分」、節分と言えば「豆まき」、豆まきと言えば「鬼は外」ということで,本日のレクは鬼に豆をぶつけるということをやりました。
各自豆(?)を5個を投げます。それを3回やって鬼にぶつけた数の多さを競いました。
1回目は少し遠目の距離。なかなか当たらないので、2回目からは少し近くしてみました。
そこでしっかり当ててくる人,それでもやっぱり当たらない人と応援したり足を引っ張たり大いに盛り上がりました。
野口さんは堅実に当てていき,五十嵐さんは近くからにしてもらってしっかり当てました。早苗さんは方向が定まらず苦戦。鬼でなく佐久間さんの方にも投げていました。鬼にみえたのでしょうか。会長も苦手といってあまりいいとこなしでした。
最後に得点の上位者には鬼が泣いてる鬼をやっつけたぞメダル授与しました。なお,これは人間の側からの賞です。そこで,鬼の側からも少ししか当てなかった人にニコニコ鬼メダルを授与しました。
全員での情報交換
今までは本人組と家族組に分けてやっていましたが,今回は初めて一緒にして情報交換をしました。もし本人が嫌がるようになったら外に連れ出すことにしました。
堂迫さんの司会で始まりました。
女性(妹)介護者Aさん 熱が出ているときがありましたが今は小康状態です。
女性 (夫)介護者Bさん 8月31日に申請していました障害年金がお陰様で下りました。身体障害年金も同時に申請し下りましたが両方はもらえないので障害年金にしました。ただ身体障害年金は5年さかのぼってもらうことができました。精神障害者保健福祉手帳は二級です。症状は落ち着いていますが勝手に外に出て行ってしまうので困っています。ただ簡単なバリケードがあると躊躇しているようです。最近よだれが多く困っていたので耳鼻科に受診したが問題ないと言われました。
女性(姉)介護者Cさん 小康状態です。食事を手で食べてしまう。その様子を新しく入所した方が興味津々で見ています。
女性(夫)介護者Dさん移乗についてうまくできなくて困っている。車椅子からタクシーに移乗するときとかです。また障害者用トイレの手すりが上手く使えないとかです。
男性(妻)介護者Eさん昨年11月に尿路感染で熱を出して病院に入院し12月に退院しました。そして2月2日にまた熱を出したが翌日になっても下がらず40度越えていたので主治医の判断で再度3日に入院しました。脱水症尿路感染症とのことでした。病棟はインフルエンザの為面会はできなかったのですが主治医の許可で会いに行くことができました。
男性(妻)介護者Fさん前回お話しした従姉妹の問題ですが何とかケアマネと話しができて解決しました。妻は色々なだめながら対応して何とか落ち着いています。
会員1先日二人の会員さんと話しをしました,何故か二人とも奥様が仕事に出かけると一人で近くの公園に出かけて行くが今のところ家に帰ってきているそうです。
女性(家族)Gさん遺伝性アルツハイマーの家族です。母58歳で発症したが父は受け止められなかったでした。そんな中母が死にたいと電話してきました。田舎から東京に連れて来たらちょっと物音がすると「あれじいちゃんかな」と父のことを心配していました。夫婦の絆を感じました。一週間母をあずかったが症状が進んで本当に大変でした。何かしてあげると「ありがとう」と言っていました。介護する側の気持ち接し方が大切だと思いました。
アドバイス1 すぐどこかにいなくなってしまう症状は春先に多いようです。廊下に線を引いただけで出ていかなくなった事例もあります。靴とサンダルを玄関に置いて出たとき周りに気付いてもらうようにする。また半年くらいの間隔で数が少なくなってくる可能性もあります。
会員294歳の母が叔母が認知症になったこと心配していた。
アドバイス2 Bさんのよだれの件ですが,お薬のせいかもしれません。いっぱい声を出し嚥下訓練をしたり,歌を歌うこともいいです。また腹筋や深呼吸すると良いです。
アドバイス3 車椅子の移乗の件ですが,しっかり立てると違うと思います。リハビリが大切です。
会員3 80歳で認知症になりました。毎日デイに行っていました。徘徊もありました。老人ホームに2年入所しました。その間仕事しながら3日位面会に行っていました。
アドバイス3 車椅子の移乗の件ですが,しっかり立てると違うと思います。リハビリが大切です。
男性(妻)介護者Eさん 妻は変化はありません。実は72歳の従姉妹が認知症要介護1ですが奥様がやってくれないのです。
アドバイス4 アルツハイマー型認知症はADLが落ちます。レビー小体型認知症は何が何でもやろうとします。元気なときは歩けるがいずれ歩けなくなります。寝たきりのとき,体をさすってあげるといいです。また何ができるか聞くといいです。もらえる手当は何でももらいましょう。
アドバイス5 認知症は色々な種類がありその時その時期によって違います。ご飯を食べないから握ってあげると食べたりします。おかずを丼のように載せてあげると食べたりします。トイレで排泄しない人には本人にわかりやすい物,例えばトイレの前に提灯で「便所」といておくとうまくいくことがあります。人間は心がゆれていいと思います。
丁度時間になり無事終了いたしました。本人も一緒に参加しましたが特に問題はありませんでした。