第52回交流会を開催

2026年2月14日(土)に中野区桃園区民活動センターで第52回交流会が開催されました。ご本人3名と会員14名の合計17名の参加でした。

全体会

会長挨拶 インフルエンザB型が流行っています皆さん気をつけてください。

ランキングクイズと値段当てクイズで楽しみました。

その後休憩をし本人組と家族組に分かれて行いました。

本人組

2月は節分、豆まきの季節ということで、鬼をめがけて豆を当てるゲームをしました。

五十嵐さんは何回もやっているのでとても上手に鬼をやっつけていました。船越さんは初めてでしたが勢いよく鬼めがけて豆を投げ、しっかり鬼を倒していましたよ。早苗さんは机の上の鬼に投げるのが難しようでしたので、床に置いた鬼をやっつけてくれました。みんなで鬼をやっつけたので、きっと福の神が安心してやってくることが出来るでしょうね。

家族組

堂迫さんの司会で始まりました。

男性(妻)介護者Aさん 1月21日に尿路感染で再入院。従来の病棟が満床のため別病棟へ移り、担当医も変更。引き継ぎが不十分との印象を持ち、「前年3回の尿路感染入院、今年も入院で耐性菌化の可能性」を担当医から直接告げられ、覚悟はしていたが、面前で言われることに心理的負担を感じた。入院2日後、病院から「髪が伸びているのでカットしたい」との連絡があり不要連絡と感じた。2月5日には担当医からの直接連絡で「痰から菌が検出、抗生剤が使えない多剤耐性緑膿菌」と説明。以降の面会では配偶者は目を開け反応良好、熱もなく元気。看護師からは「今抗生剤使用中」と説明され、説明の不整合に不快感を覚えた。

アドバイス 総括として、入院中に「熱」や「抗生物質が効かない可能性」を示唆されつつも、現時点で小康状態維持と評価。

男性(妻)介護者Bさん 奥さんの排便は、1月下旬までは2~3日に1回だったが、現在はほぼ毎日あり。夜間覚醒し不機嫌で、汚物の処理が必要な場面が発生。着替えは「なるべく自分で」を基本にしつつ難しさが残るが、右足でズボンを履けたという小さな前進があった。大きな病気や発熱はなく、健康な毎日を継続。排便状況への気づきと支援の重要性を確認。

女性(妹)介護者Cさん 小康状態。先日「7度3分ぐらい」の発熱に対し、毛布による体温調節と脇下へのアイスノン的なものの挟み込みで対応。しかしサイズが大きくずれて腹部側へ落下するため、「冷やす必要のない箇所を冷却してしまう」懸念を抱く。総じて小康。

女性(姉)介護者Dさん ここ数ヶ月、体調良好で元気。車乗車時に暖房で体温上昇し、帰宅後の測定で高熱となることがあると報告。「赤ちゃん並みに体がカッカする」と表現。中野区には介護タクシーのタクシー券・補助制度がないとの認識。一方で介護タクシーの利便性は高く評価。

●施設送迎時の交通事故と事後対応に関する問題提起

1月13日の通院送迎時に施設送迎車(ハイエース)で急ブレーキがあり、後部に車椅子で座っていたお姉さんが投げ出される事象を経験。介護者Dさん自身はむち打ちに。過去にも同運転手による道迷いと高速走行の事例があり、その際「間に合わなくても良いので安全運転を」と運転手へ要請し、施設の女性福祉支配人にも「事故に直結する運転」と報告していた。
事故時の状況として、乗降時にステップに座り込む場面があり、同行のナースが強い力で引き上げる必要があった。以前にも同伴入居者が急ブレーキでシートベルトショルダーハーネスが食い込む事故が発生。事故運転手は79歳。ドライブレコーダー確認では前方不注意が原因。
施設側は「警察扱いにするか」を照会。介護者Dさんは「警察扱いにすると被疑者化・免許停止などの複雑化」を懸念し届け出は行わず、治療費は施設負担に合意。施設の見舞金は「施設が赤字」との説明もあり受け取らなかった。介護者Dさんのむち打ちは未だ完治せず。
介護者Dさんは「彼(運転手)の運転には乗れない」と通告し、代替運転手が手配された。以降、当該運転手は「一切ハンドルを握らない」運用へ変更され、現在はゴミ片付けや加湿器の水補充などの運転以外の業務を担当。施設車利用時はナース同伴かつ有料。

●参加者一同からの論点・所見

アドバイス1は「79歳は免許返納相当年齢」「人命を預かる運行で乱暴運転は危険」「運転手不足の現実はあるが、施設運転手への指導不徹底は不適切」と指摘。介護タクシーやNPO法人利用による未然防止を提案。

アドバイス2は、損保勤務時の施設運行体制の変遷を紹介。「施設内事故は施設負担で介護タクシーを出す」「家族希望の通院は家族負担」等の運用例、ケアマネの同行運転などの工夫を共有。隠蔽気運の懸念を示し、再発防止の制度化を促した。

アドバイス3は、損保勤務時の施設運行体制の変遷を紹介。「施設内事故は施設負担で介護タクシーを出す」「家族希望の通院は家族負担」等の運用例、ケアマネの同行運転などの工夫を共有。隠蔽気運の懸念を示し、再発防止の制度化を促した。

アドバイス4は「単発で済ませず組織的対応が必要」「年齢制限の明確化が不可欠」「今回の指摘は皆のために良かった」と評価。

●初期認知症と社会的孤立を抱える弟への支援と将来設計

男性(弟)介護者Eさん 弟は認知症の「入り口」段階で、外見ではほぼ不明瞭だが「5分後には忘れる」状態が反復。口出しが多く理屈をこねるタイプで、兄弟喧嘩がほぼ毎日。介護者Eさんが定年後に在宅時間が増えたことで衝突が増加。「現状では少し距離を置くことが本人にも良いのでは」と考えている。
弟は大学受験失敗頃から引きこもり状態が長期化。親元でも引きこもりが継続し、我が家へ引き取ってからの10年間、昼夜逆転で昼間の覚醒状況が不明確。最近、精神障害者保健福祉手帳を取得。介護者Eさんはこの1年で制度学習を進め、手帳活用、公的制度、年金、税、障害保険などの勉強中。
生活設計の課題:弟は未だ年金受給なしで無収入。今後の年金受給開始後の確定申告対応、保有資金の最適な回し方などに不確実性があり、手探り状態。社会参加支援として「外に出てできること」を三川さん・白岩さんと模索し、3月1日に「まあいいかCafe」でキャスト就労の機会を設定済み。

●参加者からの助言・所見

アドバイス1は認知症の進行や社会的制度の学習を介護者自身が進める重要性を確認。疲弊防止のため、行政・民間資源を活用し介護の分担化(預け先、代行者探索)を勧奨。行政相談は縦割りで時間がかかるため、直接訪問と記録化の実務を推奨。

アドバイス2は過去への後悔を和らげる心理的助言を提示。「家族が脳を変えることはできない」「認知症の直接予防・停止は現実的にほぼ不可能」「今できることに集中し最大限を尽くしたと考えるべき」。忘却を病気として理解し、兄側の生活バランスとストレス軽減を優先すべきと助言。
認知機能について、形状認識の弱さ(過去の絵作りパズルでの困難)に言及しつつ、言語・物名の問題は少なそうとの観察が共有された。

●介護タクシーと公的交通支援制度に関する情報交換
利用実感と費用感:介護タクシーは拘縮がある身体でも乗降が楽で安心。一方で費用負担が重く、往復で「1万円弱」かかる例もある。障害者手帳の運賃割引(1割)は適用されるが、ワンフォーム等の加算がかかり、来車時からメーターが起動する仕様。

●自治体間の制度差
中野区:介護タクシーのタクシー券・補助が「ない」との認識。精神障害者への介護タクシー補助は「出ない」との情報。
杉並区:NPO介護輸送を利用するとタクシー券が支給され、「ただ」との報告。精神障害者でも介護タクシー利用券がもらえるとの情報。現在も利用券が送付される事例あり(未使用の例あり)。
公共交通機関の補足:東京都のバスは所得により割引適用。年収「135万円以上」でシルバーパスは「1万2千円」。バスでの車椅子乗降は、運転手がステップ台を出し固定作業を行い、エンジン停止が必要で、所要約2分。混雑時間帯の利用は難しい可能性あり。介護タクシーはやはり安心・便利との評価。
実務的提案:各自が区役所へ連絡し、介護タクシーの援助方法や制度の詳細を確認することが推奨された。

●介護者の心構えと具体的な対応に関する総合的助言
過去への後悔より「今できること」に軸足を置く心構え:認知症は「治らない・予報できない」性質を前提に、症状緩和と生活の工夫を重視。家族は自責を避け、当下で実行可能な最善を尽くす視点が共有された。
医療・看護との情報共有の徹底:尿路感染の耐性菌と痰の菌の関係、抗生剤選択の経緯などは、主治医・看護師からの説明の齟齬があれば明確化を求めるべき。コミュニケーションはクレームではなく、適切な安全管理と安心のための必須行為。
具体的ケアの工夫:発熱対策では「体温測定は基本脇の下」。拘縮等でずれやすい場合、看護師と相談しつつ、背中側での冷却・体温計定位の工夫が有効なことが共有された。大型保冷材の位置ずれによる不必要部位の冷却に注意。
施設事故対応の原則:人身事故は本来警察への届け出義務。単発として処理せず、年齢要件の明確化、介護タクシー活用、ケアマネ同行などの仕組み化で再発防止を図るべき。
介護者の負担配慮:忘却症状を「病気の特性」と理解し、相手の言動に過度に反応せず、自身の日常のバランスとストレス軽減を優先。介護の分担化(預け・代行)と行政・民間資源の活用を計画的に進める。