第34回交流会を開催

2024年8月10日(土)に中野区桃園区民活動センターで開催されました。ご本人3名と会員14名、相談者1名,学生2名の合計20名の参加でした。

全体会

会長挨拶 実はきょうから本当は三重大学で全国大会があるので終了後行くつもりでしたが,今回の地震の影響で三重大学が閉鎖になってしまい昨日急きょ中止になってしまいました。やはり地震心配ですね。

前半の全体レクは、カッパで遊びました。もちろん後半の本人レクもカッパですがね(笑)
最初に私が地域活動で子ども達とキャンプに行った時に良くやる「へのカッパ」という歌と踊りで童心にかえってもらって、輪投げで遊びました。
輪投げもカッパを何匹捕まえられるかとして、みんなで競いあいました。
なかなかうまくゲットできないので、投げる位置を少しずつ前にもっていき、3回戦やりました。
初回に三川会長が3匹つかまえたので、そのまま優勝かと思いましたが、その後あまりゲットできず、結局3位までに入ることが出来ませんでした。優勝は最後に5匹捕まえた山田さんでした。
みんな声援したり、足を引っ張たりと大いに盛り上がった全体レクでした。

休憩後は本人組と家族組に分かれて行いました。

本人組

本人組のレクも前半の全体レクに引き続きカッパで遊びました。
こちらは、カッパにキュウリに見立てた玉入れの玉をバケツにいくつ入れられるか、つまりカッパにえさをいくつやれるかで争いました。
確実に入れて高得点をゲットする人、まとめて投げて少ししか得点できなかった人などいろいろでした。五十嵐さん、岡本さんは確実にいれていました。早苗さんは、微妙に外してしてちょっと残念でしたね。
こちらも大いに盛り上がりました。
時間が余ったので、ビー玉を皿から皿へ移すゲームもやりました。箸では難しいのでトングでやりましたが、ちょっと優しかったようです。

家族組

堂迫さんの司会で始まりました。

女性(姉)介護者Aさん 施設に入っています。小康状態を保っています。満室になっているが職員数も足りないようです。ズボンに粗相の後があったがオムツも交換されていない状態でした。8人をひとりでやっていました。

男性 (妻)Bさん 去年の8月30日より特養に入所しています。始めはなかなか面会ができなかったが今は予約なしで自由に面会ができるようになりました。嘔吐があったが落ち着いてきたようです。現在は経鼻経管栄養です。耳は聞こえているようで毎回話しをしていますが目をパチパチしたりしての反応があります。

男性(夫)介護者Cさん 3年前に発症しました。現在要介護3で週3回デイサービスに行っています。リハパン・パッドをしている。現在はLサイズの方がやりやすいです。夜中3時頃起きて意味不明のことを言っていた。今は睡眠導入剤で眠ってくれるので私も寝られるようになりました。

女性(夫)介護者Dさん 去年若年性アルツハイマーと診断されました。会社の経営もしていました。去年は8月31日から今年の7月17日まで11ヶ月入院していました。親の介護もあり大変でした。障害年金の申請をしているが大変です。リハパンを履きたがらないし,お漏らしも出てきた。

女性(妹)介護者Eさん 去年の7月に会員になりました。自発呼吸ができていない。手が拘縮してきている。マル障の申請をしています。

女性(夫)介護者Fさん 5年前から母の介護をしていて今も続いています。去年の4月に認知症と診断されました。1ヶ月ほど前に精神障害者手帳の申請をしました。本人は働く意欲はあります。友人にお金を貸していたが分からなくなっている。

女性(夫)Gさん 6月は痔の症状が気になっていたので病院の直腸肛門外来を受診しました。内診特に異常なしと言われました。念のため8月2日にCT検査をすることになっています。特に異常はありませんでした。5月末に障害年金の方が額が良いとの手紙がきたので夫と一緒に行き話しを聞いてきました。診断書を書いてもらいました。コピーをいただくと松沢病院の外来の後半からアルツハイマーの診断名がついていました。二番目の兄もアルツハイマーだったこ事と本人の様子から最初言われていた脳血管性認知症から変更になっていました。

女性(母)介護者Hさん 初めての参加です。私は東京で夫の母と一緒に住んでいます。夫の父もギリギリまで在宅で、看取りました。私の母は10年前に脳出血になり、現在は父と大阪に住んでいます。アルツハイマー型認知症で要介護1です。認知症カフェのイベントがあれば、関西でも東京でもどこでも一緒に参加しています。離れているが母にできることは何だろうと考えています。

男性(妻)介護者Iさん 初期・中期・重度期の介護を経験してきました。個々により相談は違います。人間ドック等進んでしまうと行けなくなるので症状が軽いうちに行ってください。

アドバイス1 施設の人手不足について。国の基準3:1ではまともな介護はできないので0.5上乗せしているがなかなか集まってきません。法的な基準が満たされていても人数は厳しいです。社会福祉法人ではかなりきつくなっている所もあるようです。

アドバイス2 これから一緒に過ごせる期間は短いです。振り返ったとき自分たちの痕跡として残ります。

アドバイス3 制度やサービスを使いましょう。金銭部分の解決をしていくことが大切です。

アドバイス4 どうしてもリハパンがいやな男性はきつめのブリーフとパッドにするといいです。

学生の感想 高齢者の勉強をしてきました。まだ若くして認知症になってしまった方の話しや実情が聞けてとてもよかったです。

今回は多くの方の話しができ,さらに新しい方も参加され充実した交流会になりました。