第28回交流会を開催

2024年2月10日(土)に中野区桃園区民活動センターで開催されました。ご本人2名と会員14名、歯科3名の合計19名の参加でした。

全体会

会長挨拶 コロナやインフルエンザが流行っているので気をつけてください。
その後イベント開始まで時間があったので簡単に状況を話してもらいました。

今回は富士見台さくら歯科の3名の方による歯科講座が行われました。

お口の中に食べ物が残っていたり歯の汚れがついていると感染とか抵抗力が低下してしまうので 感染症にかかりやすくなってしまいます。また歯周病菌は誤嚥性肺炎の原因となるので介助磨きが大切とのことでした。

噛まれないようにホースを使うといいとのことでした。また歯ブラシは毛の柔らかい物がいい。口が開きにくいときは小さい歯ブラシがいい。またスポンジブラシで書き出したりするといい。姿勢については90度にして頭が上を向かないように下を向くようにする。座れないときは寝かせて横にしてするといい。磨くときは奥から手前にする。歯間ブラシや糸ようじフロスなどで取ると一番いいとのことでした。

次に質問に答えてもらいました。

質問1 うがいができなくなったらどうしたらいいですか?

回答 うがいができるならそれが一番いいですが、できないときは食べた後すぐに飲み物を飲ませるといいです。

質問2 キシリトールのガムですが噛んでもいいのですか。

回答 ガムを噛むことによって唾液が出るのでお口の中を洗浄してくれるんです。キシリトールガムは細菌が酸を発生しないのでですから要は唾液だけを出してくれて歯が溶ける酸が出ないのでよく洗い流してくれるので噛んでいただいた方がいいです。ただやっぱり噛みすぎは歯にとっても良くないのでですからあんまり一日中噛んでいるというのはちょっと控えていただいた方がいいのかなと思います。

質問3 歯磨きをするときの座る角度は。

回答 倒れれば倒れるほど喉に落ちるリスクが高まりますのでやっぱり直角ぐらいが一番いいですね。もしどうしても寝たままの場合は横にしてもらって磨いていただいた方がいいです。寝たままだと喉に入ってそれを吸い込みやすくなるので横であれば奥に行くことがなくなるのでその方が安心です。

質問4 うがいができなくて歯磨きも介護者がするときペーストとかつけないでただ歯ブラシか何かでも届く範囲のところまでをやる程度のことでもいいんですか。

回答 やはり口の中に物が入っていること自体が悪いのでスポンジでぬぐって全部取り出してあげる程度でもいいです。もしお口の中に水分とか唾液がたまっているようであればスポンジもしくは口腔ケア用ウエットティッシュとかで全部ぬぐってあげてそれでお口の中の水分汚いものを取り除いていただくような形の方がいいのかなと思います。噛まれないようにホースを噛ませてください。

質問5 高齢者の方で入れ歯をしたくないという方がいたり、 土手で食べる方もいると思うんですけど、どれくらいの状態くらいまで入れ歯を入れた方がいいのかどうか、 管理できるできないところでやめるのか、それとも積極的につけたほうがいいのか教えてください。

回答 やはり入れ歯を入れて噛んでいただくと脳に刺激が加わるので、 結構認知症が少し改善されたりもする場合があるんです。ですから本来は入れた方がいいんですけど、どうしても本人が嫌がってしまっている場合、無理矢理入れてもすぐ外してしまうので、 そうするとやっぱり入れ歯を作るのもお金がかかりますので、その辺は本人とご家族と相談してやっていくしかないです。

質問6 介護の相談で入れ歯を作りたいと介護歯科医師に相談された方が今治療していると先生の方から保険の歯なんかじゃダメだという風に言われて困っています。

回答 まずは保険で作ってみてそれでダメだったら自費っていうのがいいのではと思います。

休憩後は本人組と家族組に分かれて行いました。

本人組

今月のレクは、2月は節分の月ということで、鬼退治の豆まきと福の神へお供えをするというゲームをしました。

鬼退治ゲームでは、大きな鬼を倒すと5点、小さな鬼は10点、福の神を倒してしまうとマイナス5点ということで得点を競いました。簡単そうでなかなか難しく、それでも五十嵐さんは着実に得点をゲットして見事優勝しました。

次の福の神ゲームは、福の神にたくさんお供え出来るかどうかで争いました。お供え物をケースの中にいれるのですが、これがなかなか入らないんです。それでも早苗さんはしっかりお供えができ、優勝することができました。

今回も大いに盛り上がることができてよかったです。

家族組

白岩さんの司会で始まりました。

今回はたっぷり1時間ありますので最初の自己紹介の続きをお願いします。

女性(姉)介護者Aさん 大学病院に入院しているとある程度安定したら入れなくちゃいけないと言われてまして、一応そこのソーシャルワーカーの方が、人工呼吸器をつけているのでそれを対応してくれる病院が本当になくて、悩んだ結果近所にできた医心館という療養型施設に決めました

男性(夫)介護者Bさん トイレの問題です。朝2回するときがありリハパンなりパッドの取り替えの回数が増え大変です。ズボンの上げ下ろしも自分でやってくれればいいのですが、履くのはまだいいのですが脱ぐのがダメなんですね。食事は完食です。

男性(夫)介護者Cさん 担当の医師と話をしました。朝や昼はまあまあ食事が食べられているが夕方から傾眠が強くなり夕食が食べられなくなるのが心配。痙攣も最近ないし薬のせいなのではと聞きました。今のところ大きな変化もなくカロリーの高い物で補っているので心配入らないとのことでした。また薬の副作用なのか認知症によるものなのか分からないので様子を見るとのことでした。

女性(妻)介護者Dさん 夫は元気に過ごし穏やかです。母は右目が緑内障で殆ど見えないです。ですから現在病院に連れて行っています。

女性(妹)介護者Eさん 私が仕事で疲れているとやはり笑顔が出なくて、笑顔も本当の笑顔ではなく愛想笑いっていうのかな、そういう笑顔しか見られないですが、昨日行ったら何とか私の満面の笑顔の笑みがみられてホッとしています。病気が進めばやはり歩けなくなってしまうわけですので歩けているので姉は頑張っているんだなと思います。今の笑顔がある姉の状態が一日でも長く続くようにと願っています。

その他病院のことで話があり、大学病院はすぐに対応してもらえないが、近所の開業医は融通がきくので決めておくといいとの話がありました。